野沢直子さんはここ数年間、笑顔の画像を見ると、口元が気になります。
以前から野沢直子さんの歯並びが悪い、と指摘はありましたが、あらたに目につくようになったのが「歯抜け」。
笑うと見える位置の歯が無いままです。
アメリカは日本よりも歯に対する意識が高いと言われていて、綺麗な歯並びと真っ白な歯がもてはやされる中で、野沢直子さんが歯並びも歯抜けも放置のままなのはなぜなのでしょう?
日本でさえもほとんど見かけない「歯を抜いたままの状態で放置する」ことがなぜアメリカでは起こるのか。
もし野沢直子さんがアメリカで歯抜けになんらかの歯を入れる治療を行った場合、いくらくらいかかるのかを調査したいと思います。
【なぜ?】野沢直子が歯並びも歯抜けもそのままでいる理由
【画像】現在の野沢直子は歯抜けのまま!
笑うと左上の奥歯に隙間があるのがわかります。さらに歯を抜いたことによりその奥にある銀歯が露出したため、目立つようになっています。
こちらは歯を抜く前の画像です。
銀歯は多少は見えてはいますが、このくらいなら特別珍しくはありません。
比較してみます。右が最近の口元画像です。
やはり印象が違いますね。野沢直子さんはコメディアンで表情も豊かですから、口の奥が見えることも多いでしょう。
以前から野沢直子さんは「歯並びが悪い」と言われており、前歯2本が出っ歯になっていることと、前歯と犬歯の間の歯が黒ずんでいることが指摘されることはありました。
その指摘に対する野沢直子さん本人のコメント情報が見つからなかったので、歯並びと歯の黒ずみに対してどう思っているかは不明です。
野沢直子が歯抜けのままになるまでの経緯
2019年11月に歯が痛み、歯医者受診したところ32本は抜歯しないといけないと言われました。
抜歯した後の部分はインプラントを歯科医に勧められたそうですが、
インプラントは高額すぎるからできない、と歯科医に伝えたところ、
インプラントの代わりに入れ歯を作ることと、
歯科保険を2019年と2020年の年をまたいで使うテクを勧められました。
この提案により2019年年末に2本の抜歯を済ませます。
抜歯した後の様子です。かなり抜くのに苦戦したらしく、数日間痛みに苦しんだようです。
あらためて2020年2月になって受診したところ、更に歯科医から新たな提案がありました。
入れ歯には野沢直子さん自身多少抵抗もあったようで、
費用もかけたくないことからこの提案を採用し、「歯抜けを貫く」ことが決定しました。
野沢直子は経済的に苦しい
野沢直子さんは3年前に前の夫ボブさんが家を出ていき、2年前からは残された家や車の保険や税金、ローンの支払いを一人でしなければならず、クレジットカードにたくさんの借金を作ってしまったと言っています。
新しいパートナーのトラさんの助けもあり、借金をこれ以上増やす必要な無くなったものの借金は返済しなければならず、現在はアルバイト生活だと明かしています。
「離婚のプロセスそれなりに大変だし、バイトは肉体的には大変だし、ガチで貧乏なんですが、笑
野沢直子オフィシャルブログより
こんな状況ですから、高額の歯科治療をためらう…というよりも、できないのでしょう。
奥歯が数本無くなっても死なないし。。。少々の見た目とご飯が食べ辛いことを我慢すればいいんだな、と考えた結果なのでしょうね。
高すぎるアメリカ歯科治療!日本との比較
一般的に抜歯した後の治療法としては以下の3通りがあります。
(1) ブリッジ・・・固定式で違和感がないが、支えとなる歯を削る必要があり、負担がかかる。
引用元:吉川歯科医院HP
(2) 入れ歯・・・支えとなる歯はほとんど削らずに済むが、違和感が大きく、天然歯と比べると2割程度しか噛めない。
(3) インプラント・・・見た目は天然の歯とほとんど変わらない。口の中の違和感もなく、周囲の歯を削ったり支えに使わないため、周囲の歯にも優しい治療法。ただ保険適応外で、治療期間がやや長い。
これらの治療法を野沢直子さんが採用しなかった理由は「費用」の一点に尽きます。日本とアメリカではこれらの治療を行った場合、いくらくらいの差があるのかを見ていきたいと思います。
アメリカでは各自で民間医療保険に加入しないと全てが自費扱い!
アメリカには日本のような国民健康保険制度は存在しません。低所得者と身体障がい者以外の人は全員民間保険に加入する必要があります。
民間の保険なので、補償内容も保険料もピンキリです。
安い保険料の保険であれば、当然医療にかかった際の自己負担割合も大きく、保険でカバーされない治療範囲も増えます。
カバー範囲の広い保険は、保険料も超高額です。
下記は「一般的な」保険料額だそうです。
平均保険料は単身者で659ドル/月、家族プランで1872ドル /月にもおよんでいます
https://www.hokukei.or.jp/contents/pdf_exl/overseas-news2307.pdf
【日米比較】インプラント治療を受けた場合の費用
日本の場合
日本の多くの歯科医院でもインプラントはおおよそ30万円~40万円だそうです。
アメリカの場合
アメリカのインプラント平均額はどちらの表でも$4,000となっています。
次の表は実際にアメリカ在住の方がアメリカでインプラント治療を行った時の費用です。
この方は自己負担は$3,309でしたが、保険でカバーされた$1,639.6分は加入している保険によって異なります。
カバー範囲が小さい保険の場合はやはり$4,000にはなると考えられます。
日本で40万円、アメリカで$4,000。 日本でも自費治療なのであまり変わらない気もしますが、
厳密に現在のレート(2024年1月23日時点1ドル/147.55円)で換算すると$4,000=590,200円となります!
【日米比較】ブリッジ治療を受けた場合の費用
日本の場合
保険適用時のブリッジの費用相場は、欠損歯1本あたり20,000円〜30,000円です。
内藤歯科HPより
保険適用=最低価格、であれば2~3万円です。
審美性を重視してセラミック素材など、保険適用外の素材でブリッジを行うと4万円~13万円だそうです。
アメリカの場合
これは驚きの事実です。インプラントよりもブリッジの方が高いですね!
ブリッジは抜いた両隣2本の歯も犠牲にする治療法なので、こうなるとブリッジは選択肢から外れ、インプラント一択になるでしょう。
野沢直子さんのブログでも、インプラント or 入れ歯 or 歯抜け、の3択で、ブリッジの話が出てこなかったのが納得です!
日本で2-3万円、アメリカで$4,500!これは非常に大きな差です!
【日米比較】入れ歯を作った場合の費用
日本の場合
保険適用の部分入れ歯の値段相場
歯を1~複数本失った場合には「部分入れ歯」を作ることになります。部分入れ歯の設計は、失った歯の位置や本数によって大きく異なるため、値段にもかなり幅が見られます。保険適用で部分入れ歯を作る場合は、3割負担で5,000~10,000円程度となります。
やまて歯科医院HPより
アメリカの場合
保険もなく いくら位?と聞くと
ニューヨークの田舎から”ハロー、ハロー”
800ドルとの事
部分入れ歯で800ドルとのことです。こちらも気軽に検討する値段ではありませんね。
日本で5千円-1万円、アメリカで$800! こちらも差は大きいです。
まとめ
現在のところは日本でも基本的にインプラントは自費扱いなのでそれほど差はありませんでした。
しかしブリッジ、入れ歯となると、日本の国民皆保険の手厚さが際立ち、「お手軽さ」という点でアメリカとものすごい差があることがわかりした。
仮に抜歯後、インプラントが経済的理由でできない場合、2次的3次的な代替案がアメリカだと存在しないも同然、というのがちょっと怖いです。
割と簡単に「抜けたままでもいいんじゃない?」と歯科医が提案するのは、そのような背景があるからだったんですね。
野沢直子さん、部分入れ歯だけでも早く入れられるといいですね!